体にストレスをかける最大の要因は「頭の重さ」です!

頭には脳があり、身体全体を支配し指令を出しています。

脳がなければ、生存することができません。だから、当然のことながら頭はとても大切な部位です。しかし、その頭の重さに問題があるのです。

地球の重力によって、私たちの身体は地面(床)に向かって引き寄せられています。それに対抗して、私たちの体を支えているのは抗重力筋です。体の中にある抗重力筋が、身体のバランスをとってくれているから、私たちは姿勢を保ち安定していられます。そのために、指令を出しているのは脳です。脳は、身体の器官からさまざまな情報を受け取り、安定して体を保持するように指令を出します。その脳に特に重要な情報を送っているのが、目や耳です。目や耳は平衡感覚を司る器官で、その情報を元に脳が体に指令を出して、私たちの身体を動かしたり、安定させています。

目や耳は、頭(顔)に属しているので、頭を安定させることは最重要課題です。そして、それを担うのが首の役割です。体を動かしたときに、頭が大きく傾いた状態では、視覚情報が一定にならず危険です。そのため、首は、頭を一定な位置に保つように常に働いています。

たとえば、寝ている状態から起き上がろうとする時、まずは頭を持ち上げます。そして、頭が起き上がった状態から、身体が起き上がり始めます。

道を歩いていて、後ろから何かが近付いてくる気配がして、まずは後ろを見るために頭を回転させます。そのあと、身体を動かします。

目や耳で情報を先取りして、そのあとに体が追随してくるのです。

それは無意識、かつ本能的な行動です。

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